体調改善に効果あり!自身で知れる腸内環境のチェック方法について

疲れやすい、肌荒れが治らないなど、自身の健康や美容に悩みを抱えていませんか?

その悩み、実は腸内環境の悪化が原因かもしれません。
「腸活」は現在注目されていますが、体調の改善に効果的です。

自身で行える腸内環境のチェック方法や腸内環境を改善させる方法などをご紹介していくので、体調を万全にしたいと考えている人は参考にしてください。

腸内環境の悪化でどんな症状が?

腸内環境 良い

腸内には、約500種類~約1,000種類もの細菌が潜んでいるといいます。

多くの細菌が存在していますが、そのどれもが悪い菌ではなく、存在することで体に良い影響を与えている細菌もいるのです。

多くの菌がいる腸内は腸内フローラと例えられ、聞いたことがある人もいるでしょう。

菌は善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3つのグループに分けることができ、腸内フローラは「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合を保つことで腸内環境の悪化を防ぐことができます。

 

悪玉菌

しかし、悪玉菌の数が多くなってしまうと腸内環境が悪化し、体調に変化が起こってしまうのです。

考えられる症状としては、

・肌荒れ
・免疫力の低下
・生活習慣病の発症
・便秘
・うつ症状

などがあります。

うつは腸内環境に関係ないと考える人もいるでしょう。

しかし、腸内細菌のなかにはポジティブな思考を作るセロトニンやドーパミンを合成する際に関わる菌も存在するため、うまく合成できなければ前向きになれずにうつ症状を発症しやすくなってしまうのです。

腸内環境は便でチェック!

便 腸内環境

様々な症状を引き起こすとされている腸内環境の悪化ですが、自分自身で腸内を見ることはできないため、どんな状態であるのか調べることは難しいでしょう。

しかし、便の状態をチェックすることで腸内環境を判断することが可能です。

セルフチェック方法をご紹介していきましょう。

硬さ

便 匂い

便秘傾向なコロコロと固い便や下痢傾向となる泥状の柔らかい便は正常とは言えません。

理想的な便の硬さは、表面が滑らかで柔らかいソーセージのような状態の便です。

お通じがあった際には注目してみましょう。

便 色

腸内環境をチェックするなら便の色も確認してみましょう。

正常な状態は、黄褐色から茶色の便となり、便の色が薄い黄色に近い場合は下痢気味、便が黒っぽい色をしている場合は便秘気味と判断できます。

白っぽい色や血が混じっている便の場合は、消化器官に異常があるサインかもしれないので、病院を受診しましょう。

におい

便 匂い

腸内環境がいいと便のにおいは強くありません。

しかし、悪玉菌が増えることでにおいは強くなってしまうので、便を流した後も不快なにおいが続く場合は、腸内環境の見直しを検討してみましょう。

また、便だけではなくおならやゲップのにおいが強くなる場合もあるので、腸内環境の状態を判断する際に活用してみてください。

頻度

便 頻度

毎日便が出ることで正常だと考えている人もいるでしょうが、お通じが週に3回以上、定期的にあると腸内環境には問題がないと言えます。

ただし、便の状態が固い場合や柔らかい場合は悪化傾向にあるので注意してください。

4日以上でない場合は便秘傾向にあるので、便秘改善のために生活習慣を見直しましょう。

腸内環境の悪化を促す生活習慣

生活習慣

上記のような方法で腸内環境を知ることができますが、なぜ環境が悪くなってしまうのか、それは生活習慣に隠されています。

自分が気が付かないうちに、腸にとって悪い習慣を取り入れている可能性があるので、自分の行動を見直してみましょう。

長時間座っている

デスクワーク

休日はほとんど出歩かないで家で座っている、仕事がデスクワークで1日中座りっぱなしなど、同じ姿勢でいることが多い人もいるはずです。

この場合、アクティブな生活をしている人と比較すると、善玉菌が少ないという報告もあります。

同じ姿勢ではなく、定期的に立ち上がる、ストレッチをするなどして同じ姿勢でいることを避けましょう。

お酒が好き

お酒が好き

お酒が好きで毎日のように飲んでいる人もいると思いますが、アルコールの摂り過ぎは悪玉菌が増える要因となります。

飲み過ぎには気を付け、週に1度など、適度に摂取するようにしましょう。

食生活が偏りがち

食生活 偏り

仕事で忙しい、育児に専念していると昼食をカップラーメンやコンビニのお弁当、ファストフードでの食事など、野菜が足りない食事になりがちです。

腸内細菌の餌となる食物繊維が足りないと細菌のバランスが保てなくなります。

忙しい時でもバランスの良い食事が摂れるよう意識をして生活をしていきましょう。

不規則な生活

不規則な生活

毎日のように深夜まで起きている、毎夜スマホを見てから寝ているなど、夜更かしをしている人も腸内環境の悪化に注意が必要です。

睡眠不足が続くと、腸内環境が乱れて代謝異常にも影響するので、ダイエットをしている人にとっては悪循環となるでしょう。

規則正しい生活を心掛け、早寝早起きを習慣化させましょう。

ストレスが溜まっている

ストレス

仕事や家事、育児など、人間が知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。

ストレスは腸内環境にも影響を与えるので、溜まり過ぎると腸内細菌の種類が減少してしまうのです。

定期的にストレスを発散する習慣をつけましょう。

腸内環境を改善しよう!

腸内環境 改善

腸内環境を改善する方法は難しいものではありません。
手軽にできる方法もいくつかあるので、ピックアップしてご紹介していきましょう。

食物繊維を摂取する

食物繊維

腸に良い栄養素として食物繊維を思い浮かべる人は多いでしょう。

食物繊維は善玉菌の餌となるので、積極的に摂取するのがおススメです。

バナナや玄米、アボカドやアスパラガス、キャベツやレタス、海藻類など、食事に取り入れて毎日摂取しましょう。

乳酸菌を摂取する

乳酸菌 ヨーグルト

腸と聞くと乳酸菌をイメージする人も多いはずですが、乳酸菌を手軽に摂取する方法としては、ヨーグルトがおすすめです。

オリゴ糖と一緒に摂取する、またはオリゴ糖入りのヨーグルトであれば、善玉菌の餌となるのでより腸内環境の改善に効果的と言えるでしょう。

毎朝食べる、小腹が空いた時に食べるなど、積極的に食べていきましょう。

水分補給は重要

水分補給

浮腫みやすくなる、トイレが近くなるからといった理由で水分の摂取を控えている人もいるでしょう。

しかし、腸にとっては逆効果で、水分の摂取量が少ないと便が硬くなって便秘になってしまい、腸内環境が悪くなります。

毎朝起きた時に白湯を飲むのは効果的ですし、積極的に水分を摂取して腸内環境を改善していくとよいでしょう。

運動をする習慣を身に付ける

運動習慣

運動をすると腸の動きも改善し、腸内環境にもいい影響を与えます。

しかし、無理に運動をするとストレスが溜まり逆効果となってしまうので、無理なく続けられる運動を取り入れましょう。

気分転換の散歩やエスカレーターを使わずに階段を使うなど、取り入れやすいものからスタートしていくことが肝心です。

ここまで、腸内環境を知る方法や腸内環境を改善する方法をご紹介してきましたが、自分自身の腸の状態は、便をチェックすると把握できます。

いつもと違う、異常がある場合には腸内環境を改善するためにも、上記の方法を試し良い環境にしていきましょう。

腸活と聞くと難しそうと考える人もいますが、食生活の改善や生活習慣の改善など、自身の生活を見直すことですぐに実践できるものばかりです。

無理に行うことはストレスを抱えてしまう原因となるので、少しずつ改善していくようにしていきましょう。

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